-背景がボケた写真。自分のカメラでは撮れないのですが?



ボケには二種類あります。前ボケと後ボケ。分けて説明していきます。

まずは後ボケから。


C.N ちゃんちゃん -03 2/9 猿島-
草原に立つ女の子。降り注ぐ光が髪の毛を輝かせています。そして思いっきりボケた背景が女の子を引き立たせています。

写真を始めたばかりの頃はこんな風に撮ってみたくなったりしますよね!

それはこういった写真が一番定番的なものだからです。つまり主役を引き立て、あくまで背景は脇役という使い方です。

で、こういった写真を撮りたいと思って同じような場所で撮る。しかしなぜか背景もクッキリ写ってしまう・・何故?

今のカメラはフィルムにあたる光の量を自動的に計算してくれます。そしてシャッタースピードと絞りでその量を調整します。

そしてこの絞り、というのがボケの量を決める要因だということを覚えて下さい。


晴海会場の室内です。

床に座っていただき上から撮ってみました。使用レンズは50mm、絞りは思いっきり開けてf1.4です。ピントは目に合わせました。

こうすると、顔だけがハッキリ写り、この時写真で見せたかったものはこの笑顔であるということが強調できます。

ボケさせることが重要、ではなく、見せたいものをはっきりさせることが目的なのです。

このピントが合う範囲を被写界深度といいます。

この時カメラから顔までの距離が70cmくらいだとすると、50mmのレンズでf2.8ならピントの合う範囲は68cm〜72cm。f1.4ですからもっと狭く数センチといったところ。自分が揺れただけでピントが狂うので、しっかり構えることが大事です。壁に寄りかかったりするだけでも安定します。

C.N ちなさん -02 12/15 晴海-


絞りは数字で表されます。1.4・2・2.8・4・5.6・8・11・16 という具合で1.4と2の倍数で表されます。数字が苦手な女の子は段々ムズカシくなってきたかな〜?がんばって!ここを覚えればきっと今までと一味違う写真が撮れます!!


絞りが小さい数値ほどボケが大きくなると覚えて下さい。さあ、そこでレンズを見てみましょう。f3.5-5.6やf4など書いてありませんか?その数字がそのレンズの最大f値、つまり一番大きくボケる数値なのです。35-105mmf3.5-5.6というのは35mmの時は最大がf3.5、105mmの時はf5.6ということなのです。ちょっとムズカシイと思ったら今は理解しないでも良いです。


さてそこで実際にどう撮ったら上の写真のようにボケるのかということです。一番上の写真では80mmf2.8というデータで撮影しています。そして人物と背景とは10m以上離れています。ここがポイントです。


ボケを決める要素は3つあります。


1.絞り

なるべく大きく絞りを開けましょう!レンズに書いてあるf値の一番小さい数字に合せます。絞りの数字を小さい方に合わせる事を絞りを開くといいます。コンパクトカメラなどで人物のマークのダイヤルがある場合はそこに合わせると自動的に絞りは開きます。

2.レンズ
レンズは50mmを境に小さい数字のレンズ(20.24.28.35.)を広角、大きい数字のレンズ(85.100.135.200.300)を望遠と呼びます。なるべく望遠レンズもしくは、ズームなら望遠側を使う事がポイントです。
3.被写体と背景の距離
モデルさんと背景の距離をなるべく大きくするのもポイントです。つまりボケを大きくするということはピントの合う範囲を狭くするということなのです。ですからこのテクニックを良く勉強すれば、イベント会場でレイヤーさんの真後ろの壁をボカすことも可能です。


ここで一つ疑問が出てきますね。 あれ、じゃあさっき説明した28-70mmf3.5-5.6だったら28mmf3.5の方が絞りは開くけど広角。70mmf5.6の方は絞りは開かないけど望遠。どっちがボケるの??ってことです。くらべれば分かりますが望遠の勝ち!!です。


ここまで読むと分かるかも知れませんが、つまり、広角レンズで絞りも大きい、という多くのコンパクトカメラでボケさせるのはかなりムズカシイということです。さらに使い捨てカメラではピントは1〜3mから全てピントが合うようになっており、絶対ボケません。あきらめて他のカメラを買いましょう♪


ここでレンズに触れておきますが、大きい絞りのレンズというのは一般的に直径が大きいレンズです。あのガラスの玉が大きなレンズです。そしてこのガラスの玉を大きく作るというのは非常に大変なことなのです。ですからとても高いです。やはり高い金を出すと良い写真を得やすいというのも否めません。だからみんな一生懸命働くのです^^;


しかし、ズームでなければ、例えば50mmf1.4(前ページの写真で使用したレンズ)などは中古を探せば割と安く手に入ります。一本あれば写真が変わる程で重宝しますので是非探して見て下さい。


続きを読む [1] [2] 

後半は前ボケについて!