−オークションに出す写真を撮りたいのですが上手い方法は?−

身近な存在となったインターネットのオークション。
写真と文章のみで商品を判断するものですから写真は重要な要素です。

キレイに撮る事が出来れば驚くほど高く売れるという事もあって
その手の本もたくさん出ているようです。

でもでもなるべく簡単に、特別な機材など使わないで!と誰もが思うでしょう。

ここでは一つの簡単な撮影を紹介します。
特に「一眼レフカメラ」などの高いカメラを持っていなくても
コンパクトデジカメでも撮る事が出来る(がんばれば)ので挑戦してみて下さい。

まず撮影場所ですが一番身近な場所。。

つまりいつも使っている机やテーブルの上で撮ってみましょう。

卓上の蛍光灯を光源にします。ストロボは使いません。OFFにしましょう。

今回は灰色の紙の上に置いてある『露出計』を撮ります。



この時「ただ机の上に置いて撮る」よりも
こういった紙(背景紙)を工夫するだけで写真の仕上がりが違ってきます。

人を撮る時にもなるべく良い背景にしようと気を使いますよね?
モノを撮る時にも同じ事です。

ココで使っているのはフォトショップでグラデーションを作って
紙にプリントアウトしただけのものですので簡単に出来ます。

他にもキレイな包装紙、英字新聞、100円ショップで売っているラッピング用紙・・・
何でも使ってみましょう。
カレンダーなども良いですが光が反射してしまうので
なるべく反射しないような紙質のものが良いでしょう。

そして肝心な蛍光灯の位置ですが、、、ポイントは「影」の出方。
ストロボと違ってこの蛍光灯の光は常時目に写る光ですから
納得いくように蛍光灯の位置を変えれば良いだけ!大変に扱いやすいです。

良く分からない人はとりあえずこの写真と同じように撮ってみて下さい。

デジカメならホワイトバランスを『蛍光灯』に。撮る「モノ」をキレイに拭く、磨く。

さ、準備が出来たら撮影!



ま、これで十分だと思います。ジャンク品には見えないですよね(笑)

ただしやっぱり「ポイント」はあります。




・・・ポイント・・・


・・三脚を使う・・

コレはやっぱり重要です。

卓上蛍光灯なんて明るいようでも「写真を撮る」には「暗い」んです。

よ〜くカメラの音を聞いていれば分かりますがシャッタースピードがすごく遅くなります。
つまり良く言う「手ブレ」が起きます。

もし持ってない場合はホームビデオ用の三脚でもなんとかOKですよ。

さらにペットボトルなんかをおもりにする。
ヒモで三脚にくくりつければグっと安定感が増して「ブレ」防止になります。
特に絨毯の上に軽い三脚立ててる人は必ず「おもり」を使いましょう。
ヒモが長過ぎておもりがブラブラしてちゃダメだよ(笑)


・・セルフタイマーを使う・・


シャッターを押すとき、そしてシャッターが開いている時間。
せっかく三脚を使っていても、この時にカメラを持つ手がわずかに震えていると手ブレが起きます。
上の作例写真を見れば分かるt思いますが商品には細かく文字が入っていますよね?

そういう所が細かく見えるかどうかで「写真のクオリティ」はもとより
「商品のクオリティ」が決まってしまいます。
だからなるべく「鮮明に」撮る事が大事。

少しでも手ブレを防ぐ為にセルフタイマーを使ってみましょう。


・・レンズの望遠側を使う・・


コンパクトデジカメにズームが付いているなら
「W」「T」と書かれている「T」の方にする事。

「W」とはワイド、広角レンズの意味
「T」はテレフォーカス、望遠レンズの意味。
(一般には焦点距離50mmを境にそれよりも数字の少ないレンズを広角(10mm~45mmなど)数字の多いレンズを望遠レンズ(70mm以上) と呼びます。)

コンパクトデジカメはほとんど広角ズーム商品しかないのでせめて一番T側にして撮りましょう。
それは何故でしょう?
写真を撮った人ならみなさんお分かりでしょうが
レンズを広角側にして、顔に近づけて人を撮ると「顔が大きく」写りますよね?
極端にいえばもはや定番となった『鼻デカ犬』のような感覚です。

そういう感じで写真を撮ってしまうとモノが「歪み」ます。
「歪む」という事は正しく伝えていないと言う事になります。
正しく伝えていないという事は商品を買った人が
「写真と違う!」という感想を持つという事です。。。

「ポートレートでカッコよく撮る!」という事と
「モノを正しく伝えるという事」は違うと言う事ですね。



とりあえず。。。
背景紙を工夫する!三脚を使う!セルフタイマーを使う!レンズの望遠側を使う!

ホントたったコレだけでキレイに撮れますので少しでも高値で売りたい方はお試し下さい☆



・・・応用編・・・



応用編としては「影」のコントロールがあります。

蛍光灯にトレーシングペーパーをかぶせます。
これも安価で入手可能。無ければ半透明のゴミ袋などでもOK。

コレだけで影を弱くする事が出来ます。「モノ」によって使い分けてもイイでしょう。

強めのメイク、カッコイイキャラクターのコスプレでは影を強く、
優しい表情、可愛い女の子の柔らかい衣装を表す時には影は弱く、と同じ事ですね!



マニュアル設定で撮れる人はさらにがんばってみましょう。がんばるポイントは二つ。


☆ なるべく絞って撮る ☆


モノに近づいて撮影するとおどろくほどピントの合う範囲が狭いんです。

外で人物を撮っている時なら
 モデルさんまでの距離1.5m レンズ35mm F8ならほとんどピントが合いますが
モノに50cmとか近づいて撮るとピントの範囲は数センチ。

上の写真を見れば分かるけど、文字はハッキリ写っていても
一番後方の「白い玉」の部分はぼやけています。
F8以上で撮ってもたった15cmの距離でピントの範囲を外れるって事ですね。


☆ 感度を下げる ☆


なるべくなら400以上で撮りたいとこですが。。
やっぱり低感度で撮るとグっとクオリティが高くなります。

ただし自分のカメラに合った感度っていうのもあるから色々試してみましょう。
ポイントはシャド−部のノイズを見る事、です☆




余談ですが、「違う」と言う事は撮影方法が違うと言う事です。
いつも人物ばっかり撮っている方も
たまにはこんな風にじっくり「モノ」に向かってシャッターを切るのもいかがでしょうか?

屋外、レフ板、ストロボ、手持ち、絞りは開放、
いつでもどんな時でも同じ使い方になりがちな人物撮影ですが
たまには三脚を使って、絞りを絞って、時間と天候を気にせず、モデルさんのご機嫌も考えずに(笑)


「モノ」を納得いくまでキレイに撮るのは大変です。
人物撮影と違って時間が取れる分、納得のいく写真が撮れ無い事に対していい訳がききません。
人物撮影では
「モデルさんが時間がなくて、、、」
「天気が悪くて、、、」
「機材を忘れて、、、」
などいくらでも言い訳がききますが「モノ」の場合はそうはなりません。。。

「モノ」を納得いくまで撮影をするのは
カメラの機能を理解する上では非常に良い勉強となります。

特にデジタルでは少しずつシャッタースピードと絞りを変えて撮る、、、
やってみた事が無い人には「結局同じ明るさでしょ?」
でもやってみれば一目瞭然。
『そうか、このくらいのシャッタースピードだとこの三脚ではキツイな』
『絞りがこのくらいだとこのレンズは一番キレイみたいだ』

また人物撮影では、撮った後にパソコンのモニターで見るまでに「時間差」がある事が多いので
「撮った時の実際の記憶」と「モニターに写った写真」とに違和感があっても忘れている事があります。

でも自分の部屋で撮った直後にモニターに映し出せば『こう撮るとこうなるのか』がすぐに分かります。これは使っているカメラを知るという意味ではとても良い勉強でしょう。

いつもと違った撮影を経験する事で
自分のカメラ、レンズの知らなかった魅力を発見出来ると思いますので時間がある時にでも是非オススメします☆



05-12/10記







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